...むらむらと立ったかと思うと...
芥川龍之介 「偸盗」
...おさえてもおさえてもむらむらと胸の先にこみ上げて来た...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...あなたは みちもなくゆきかふ むらむらとしたかげ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...むらむらと湧き起こってきたのです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私はやうやく相手を見くびると同時にいつか思ふさまこの返報をしてやらうといふ気がむらむらとおこつた...
中勘助 「銀の匙」
...この時むらむらとして無暗(むやみ)に人を斬りたくなった...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾はむらむらと何かに刺戟されました...
中里介山 「大菩薩峠」
...むらむらと湧いて来た面影(おもかげ)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...むらむらと気が変になることもあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...八十一主膳は、むらむらとして、その時に、かの弁信法師なる者に対しての渾身(こんしん)の憎悪(ぞうお)を、如何ともすることができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...むらむらと燃え返って来たようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...すると飽(あ)くまで白い頬に裏から朱を溶(と)いて流したような濃い色がむらむらと煮染(にじ)み出した...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...あやしくもここの磯邊にむらがつてむらむらとうづ高くもりあがり また影のやうに這ひまはるそれは雲のやうなひとつの心像 さびしい寄生蟹(やどかり)の幽靈ですよ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...我れを白痴にしたりける母が詞と肝癪のむらむらと加へて...
樋口一葉 「花ごもり」
...心はむらむらと燃えたつばかりだった...
久生十蘭 「ノア」
...彼の血潮の中にむらむらと無念を燃え立たせてきた...
吉川英治 「剣難女難」
...それを見るとむらむらとして...
吉川英治 「三国志」
...関羽の二つの顔がむらむらと燃えている...
吉川英治 「三国志」
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