...我らはヨブが悪を以(もっ)て悪に酬(むく)いたと見たくはない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...あっ、船がかたむく...
海野十三 「恐竜島」
...胸の脈ゆたにむくみて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...だるくてねむくなる...
種田山頭火 「其中日記」
...星地に落ちてそのあした谷間のゆりの咲く見れば露影消てそのゆふべ岑上(おのへ)の雲の湧く見れば――おのが姿にあこがれて花(一)となりしもあるものを清き乙女(二)のむくろよりなどか菫の咲かざらむ...
土井晩翠 「天地有情」
...想(おも)えば去年の五月艦隊の演習におもむく時...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...むくむくとふくれ上がってきました...
豊島与志雄 「ひでり狐」
...朝夕の風肌さむくなりぬ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...むくりと畳を離れた...
夏目漱石 「坑夫」
...いのちのない骸(むくろ)を受け取り...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...白く光って見あげるようにむくむくともりあがった入道雲の方向で...
火野葦平 「糞尿譚」
...むくむくとむくれあがつて来ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...平素たしなむ酒の應報(むくい)もあつたのであらう...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...只今(ただいま)報(むく)いを果(はた)しました...
宮沢賢治 「雁の童子」
...その持説にそむくことになったであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むくいられる點では過分なほど報いられてもをるのであります...
吉川英治 「折々の記」
...猪を食ったむくいというのは」――みんな笑った...
吉川英治 「随筆 新平家」
...あの爽やかな「夏」の象徴であるむくむくと盛り上った雲の峰が立つと...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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