...まんまと強盗にさえ身をおとしたがな...
芥川龍之介 「偸盗」
...うち口のドアはあけたまんまだ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...まんまるなお月さまが空に出て...
土田耕平 「海坊主の話」
...今朝(けさ)のお飯(まんま)冷(つめ)たく成(な)つたつけべ俺(お)ら忘(わす)れて喚(よ)ばりに行(え)つたのがよ...
長塚節 「土」
...禰造を拵へたまんま...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まんまるく大福餅(だいふくもち)のようなのを覚えている...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...まずたらふくおまんまを食べなければならぬ...
林芙美子 「新版 放浪記」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...「じゃあ、まんま、――御飯はどうなさるんですか、仕出し屋から取るんでなければ、わが、あたしがお米やなにか買って来て、御膳の支度をしますけれど」「いらない」と半三郎が云った、「なにもいらない、放っといてくれ」そして彼は眼をつむり、ふと気がついて、いったいおまえは誰だと訊こうとしたが、そこにはもう女はいなかった...
山本周五郎 「あだこ」
...むりするとそのまんまになりますよ...
山本周五郎 「追いついた夢」
...自分を悪魔と思っていない人間を指して云うのである――自分では夢にも気付かないまんまに...
夢野久作 「鉄鎚」
...万事ありのまんまの手掴みで片付けて来ている...
夢野久作 「近世快人伝」
...花の蕾(つぼみ)が開かぬまんまに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そのまんま椅子の肱(ひじ)で支えられて硬直しておったよ...
夢野久作 「二重心臓」
...夢のまんまでも面白い...
吉川英治 「江戸三国志」
...葵紋(あおいもん)の幔幕(まんまく)へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...本野ヶ原にまんまんと陣取って候ぞ! 城御堅固にお持ちあれや...
吉川英治 「新書太閤記」
...寝たまんまのお陀仏(だぶつ)となったに相違ありません...
吉川英治 「新・水滸伝」
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