...吾人は貞淑(ていしゅく)なる夫人のために満腔(まんこう)の同情を表(ひょう)すると共に...
芥川龍之介 「馬の脚」
...私は私の満腔(まんこう)の同情をもって...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...どないにか済まんことやといつも手を合わせて居ります...
海野十三 「蠅男」
...――酒でも飲まんことには……」銚子を下へ置かないのだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...これ彼が満腔(まんこう)の不平を(の)べたるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...なんといったって私はあの男に濟まんことをしているに違いないのですからなあ! それにね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...満腔(まんこう)の尊敬をささげていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一字一画に満腔(まんこう)の精神が飛動している...
夏目漱石 「野分」
...相濟まんことぢや」迎へてくれた主人鈴川主水(もんど)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...済まんことをしました……まだお咄はいたしませんでしたが……一昨日阿勢(おせい)さんに……」と云いかねる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...そこへ承応(じょうおう)二年に戴曼公(たいまんこう)が支那から渡って来て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...満腔(まんこう)の感謝を捧げて死んで行きたいために...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...この勢いで北は図満江(とまんこう)の鮭から...
夢野久作 「爆弾太平記」
...」そう勘次が静に云うと、安次は急に元気な声で早口に、「すまんこっちゃ、すまんこっちゃ...
横光利一 「南北」
...「すまんこっちゃわ...
横光利一 「南北」
...満腔(まんこう)...
吉川英治 「三国志」
...ああ――と満腔(まんこう)から鬱(うつ)を天へ吐きすてるのもあるし...
吉川英治 「新書太閤記」
...まことに済まんことじゃったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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