...骨が砂利にならうとままよ...
泉鏡花 「海城発電」
...ええままよ! 御勘気をこうむらばこうむれ...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...エエ、ままよ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「や、火事だぞ、それにしても、こんな大きな火事は、俺の家より他にないが、ままよ、急いで帰ったところで間に合うまい、ここで尻でも炙(あぶ)ろうか」と云って、長者は大きな尻を、浦戸の方へ向けて突きだしました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...「ままよ、こうして名古屋まで伸(の)しちまえ」米友は大八車を引っぱることを、力に於ては、さして苦としませんから、このまま、ずるずるべったりに、目的地の名古屋城まで、車力に代ってやってもいいと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...――ええままよ、どうせいそがしついでだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「ままよ、どうとも勝手になれ」幸い平次から預かった羅紗(らしゃ)の紙入、それへポンと投(ほう)り込んで、素知らぬ顔をすることに決めてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頭のさきまで伊作にそのままよ...
久生十蘭 「ユモレスク」
...ままよと観念してとぼけていると...
久生十蘭 「黄泉から」
...ままよと乗り込み馬蹄の塵と雑兵らを蹴散らすが...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...やがてままよと歩きだす...
三好達治 「霾」
...しかも故郷に対する叛逆であろうともままよ...
柳田国男 「雪国の春」
...万吉はそのままようすを見ていた...
山本周五郎 「さぶ」
...「身も心もあんたの思いのままよ...
山本周五郎 「寒橋」
...ままよ、どうせ田舎武士(いなかざむらい)に作ってきた風体(ふうてい)、かまうものか、といった調子で、かれはズカリとそこへ入って、「物を聞きたい!」わざと、ぶッきら棒に、「新助という手代のいる店は当家か?」あッけにとられたかみさんは、積みかけていた根掛(ねが)けの桐箱を抱えたまま、「いいえ……」「では、年頃二十七、八、苦(にが)み走ッた五分さかやきの浪人者が、ここに寝泊りしているだろうな」「……存じません、お門違(かどちが)いじゃございませんか」「たしかに、茶屋町の四ツ目屋と聞いたが」「あー、それでは、前の方(かた)でございましょう」「前の方?」「はい、代(だい)が変っておりますよ」と、かみさんの綺麗なおはぐろ歯が笑みこぼれる...
吉川英治 「江戸三国志」
...「ままよ、御方の言う通り、なまじ半端な武士道を立てて見たところで、一度極道へ落ちた新九郎が、どうなるものでもありゃあしない……」ふっと気が変って見ると、一途(いちず)に死ぬのが馬鹿らしくなった...
吉川英治 「剣難女難」
...ままよ、飲(や)っちまえ」満腹するなり、あとは高鼾(たかいびき)の彼だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...……ままよ、後でご勘当うけたら、功名と差引...
吉川英治 「源頼朝」
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