...まともに闖入者(ちんにふしや)と眼を合せた...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...激しく葉子をまともに見た...
有島武郎 「或る女」
...真面(まとも)に照りつける日射が...
石川啄木 「鳥影」
...まともな世間じゃあ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...まともなやつって意味ではな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...傾いた日輪をば眩(まぶ)しくもなく正面(まとも)に見詰める事が出来る...
永井荷風 「深川の唄」
...それが真面(まとも)に石燈籠へ当ったら...
中里介山 「大菩薩峠」
...呪(のろ)いそのもののような面をまともに見た人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...人生の意義をまともに認める場合さへある...
夏目漱石 「それから」
...風は彼の顔へまともに吹きつけて...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...「長兵衛」まあまともに行けた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...尤もパーシウスがまともに振向いて見ると...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ローランドの顔がまともに見られぬ位ゐであつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...しかも島に遊ぶこと一時間余り余りにも颯々とまともに安房上総から吹付けて来る涼風のため私は肌に粟をさへ生じて来て慌てゝかへりの舟へ乗込むことが屡々であつた...
正岡容 「山の手歳事記」
...あんたは出会う女子(おなご)の顔をまともには見んで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...」真当面(まとも)にじいやに顔をのぞき込まれるのがいやなので...
水上滝太郎 「九月一日」
...かつて『大和物語(やまとものがたり)』の蘆刈話(あしかりばなし)の元の形かと考えてみた...
柳田国男 「海上の道」
...まともに矢代にも響いて来てひと息に読み終えた...
横光利一 「旅愁」
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