...良心が目をさますと、それは、またたくうちに、ぐんぐんのびて大きくなります...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...あとにはほんのすこしの水泡(みなわ)が浮いているだけ――その水泡もまたたく間に...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...三度めに引金をひこうとしたとき、おどりかかった艇員のために、またたくまに、その場におさえつけられてしまった...
海野十三 「太平洋魔城」
...そしてまたたく中(うち)に...
太宰治 「女生徒」
...燈明がまたたく...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...はじめ、餌(え)の代りに、靴底の革を切って釣針につけて、海に投げてやると、またたくまに、一尾の大きな魚が釣れた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...六年ぐらいはまたたくまにたって...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...またたく間に、繩梯子(なわばしご)は窓の外におろされ、二つの鉄の鈎(かぎ)でしっかと窓縁に止められた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悲しそうにまたたくのを平次は見のがしませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...またたく間に三本も赤葡萄酒のびんをひろくもないユーブカの間へちょろまかすような芸当のないのもたしからしい(孤児(みなしご)だから面倒でないし...
「赤い貨車」
...嫉妬する者も馬鹿な者もまたたくさんいるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またたく間に、味方ならぬ敵の喊声(かんせい)はここに近づいていた...
吉川英治 「三国志」
...またたくうちに翔け去った...
吉川英治 「三国志」
...未熟な曹軍の船列を粉砕することもまたたく間である...
吉川英治 「三国志」
...またたくまに、石垣をよじられ、堀をやぶられ、瓦礫(がれき)を抛(ほう)りこまれ、火を放たれ、中天の太陽が、くろ煙にかくれ出すと、城将丹羽氏重は、斬って出て戦死し、城兵のあらかたも、無残、悉(ことごと)く斬り死した...
吉川英治 「新書太閤記」
...またたくまに早貝鳴らして打ち出た様子は...
吉川英治 「新書太閤記」
...行ってみろ」「合点です」すると、走った物見は、またたくまに、戻ってきて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さらば――」四法勝寺はまたたく間に焼けた...
吉川英治 「親鸞」
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