...するとぼんやりした人が一人...
芥川龍之介 「横須賀小景」
...と思うと君はだんだん夢の中に引き込まれるようなぼんやりした感じに襲われて来た...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...今朝はぼんやりした頭で何にも出来さうにありません...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...うすぼんやりした光を放っています...
海野十三 「怪塔王」
...章(しょう)はぼんやりした眼で...
田中貢太郎 「狼の怪」
...そしてぼんやりした沈思のうちに...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...ただぼんやりした薄ら影がさすこともある...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...辰代も澄子もぼんやりした所へ...
豊島与志雄 「変な男」
...兩掛の荷物を卸すと身體が急に輕くなつて何となくぼんやりした...
長塚節 「白甜瓜」
...だし抜けの質問に一時はぼんやりしたようなものの...
夏目漱石 「坑夫」
...ぼんやりした影(かげ)の樣(やう)な死兒(しじ)の上(うへ)に投(な)げかけた...
夏目漱石 「門」
...ホールのぼんやりした夜間照明では満足しないで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...ぼんやりした微光がEmeri(エムリ)の原野の上に漂っているだけである...
久生十蘭 「地底獣国」
...これまでに読んだもののぼんやりした印象から...
平林初之輔 「私の要求する探偵小説」
...一眠つても眠つても眠り足りないやうな果しもなくぼんやりした頭を醒すために私は...
牧野信一 「競馬の日」
...ぼんやりした日の中に...
三岸好太郎 「ロマンチツクな絵本」
...そんなぼんやりした気分になっているその時に...
柳田国男 「故郷七十年」
...極めてぼんやりしたものだったけれど...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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