...ややしばらくのぼる中(うち)に...
芥川龍之介 「蜘蛛の糸」
...大きなお櫃(ひつ)から握り飯をわしづかみにつかみ出して食いむさぼる...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...その天国とやらの世界へのぼるしあわせをわけてもらえるならね...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...二昼乳(ひるちち)をしぼる刻限(こくげん)になった...
伊藤左千夫 「箸」
...岩石のとぎたった光の丘をのぼるのに...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...誰が位にのぼるのか...
太宰治 「古典風」
...むさぼるように島を眺めまわしているのだ...
太宰治 「猿ヶ島」
...のぼる朝日に照りそひて色なき露も色にほふ眺めまばゆきあさぼらけ若葉のみどり夏深き梢はなるゝもゝ鳥は我世たのしと鳴くものをさめずやあはれをとめごよ...
土井晩翠 「天地有情」
...そら舞のぼる蛟龍の黒雲集め雨を驅り風に嘯き呼ぶがごと山を震はせ海をほし進める君が行先を拒ぎとゞめしものやたぞ...
土井晩翠 「天地有情」
...そして砂地の道を横切ってだらだらした坂をのぼると...
徳田秋声 「仮装人物」
...ほとんど絶えてしまふのは何故であらうか? 通詞としては「下田談判」以來の小通詞過人から生涯のぼることのなかつたのは何故だらうか? といふ疑問にも答へ得るものとはなつてゐないことである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その生きている唐子の刺青をむさぼる様に写し続けながら...
富田常雄 「刺青」
...波頭がくだけて浜辺に近い小屋からのぼる炊煙がうす青く目ににじんで来る...
本庄陸男 「石狩川」
...しぼるような感じです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
八木重吉 「貧しき信徒」
...たとえば、ぼくらの若い日といえど、ひと口に吉原とは、ぼる所、だます所、恐い所の「悪所(あくしょ)」と呼びなされていたものだが、私はかつて、いちどもそんな目にあったことはなかった...
吉川英治 「紅梅の客」
...そこへさかのぼる日の近いことは...
吉川英治 「三国志」
...浅瀬(あさせ)をわたってザブザブと峡の向こうへよじのぼる...
吉川英治 「神州天馬侠」
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