...飯を喰てたうえへ砲弾の砂ほこりを浴びたんやさかい...
岩野泡鳴 「戦話」
...三の凹地(くぼち)をうずめ燕のために土堤をつくるそれは砂ほこりを立たせそして木いちごをそだたせる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...祠(ほこら)の影から頬冠(ほおかむり)した男がそっと出て来て...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...今度は専(もっぱ)ら鉾先(ほこさき)を姉に向けた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何百年もの伝統の埃(ほこり)の中に埋まって佗(わ)びしくふるえている光だけれども...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ほこりっぽい、乾苦(かわきぐる)しい、塩っ辛い汗と涙の葬礼行列の場面が続いたあとでの、沛然(はいぜん)として降り注ぐ果樹園の雨のラストシーンもまた実に心ゆくばかり美しいものである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...ほこりと灰とに白くなった穹窿形(きゅうりゅうけい)の低い古門があって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...前なる敵を突こうと戈(ほこ)を引いた李陵は...
中島敦 「李陵」
...小さな祠(ほこら)を荷馬車に積ませていた...
中村地平 「南方郵信」
...肉体に誇(ほこり)を置く人である...
夏目漱石 「それから」
...埃(ほこり)だらけの六疊...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鹿の首は埃(ほこり)を払われ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...はじめて西洋諸国の文明と鋒(ほこさき)を争うの場合に至るべきなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その塵埃(ほこり)を払って...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...血に塗られた奴国の兵の鉾尖(ほこさき)が...
横光利一 「日輪」
...敵の大矛(おおほこ)を奪うこと三条(みすじ)...
吉川英治 「三国志」
...その鉾先(ほこさき)は弱いにきまっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...蠅(はえ)が胡麻(ごま)のように埃(ほこり)を追う...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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