...カントの超絶(てうぜつ)哲学(てつがく)や余姚(よよう)の良知説(りやうちせつ)や大(だい)は即(すなは)ち大(だい)なりと雖(いへ)ども臍栗(へそくり)銭(ぜに)を牽摺(ひきず)り出(だ)すの術(じゆつ)は遥(はる)かに生臭(なまぐさ)坊主(ばうず)が南無(なむ)阿弥陀仏(あみだぶつ)に及(およ)ばず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...へそくりからお出しになることができましょう...
江戸川乱歩 「影男」
...女房の臍繰(へそくり)も...
薄田泣菫 「茶話」
...財布(へそくり)の底をはたいて...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ばばさまのへそくりを拝借したとしても...
太宰治 「新釈諸国噺」
...こっそりあれのへそくりをお前に送り続けていたようだ...
太宰治 「冬の花火」
...これは私のへそくりですから...
太宰治 「めくら草紙」
...由羅の臍繰(へそくり)から...
直木三十五 「南国太平記」
...親父(おやじ)が額に汗を出した記念だとかあるいは婆さんの臍繰(へそくり)だとか中には因縁付(いんねんつ)きの悪い金もありましょうけれども...
夏目漱石 「道楽と職業」
...仁三郎の臍繰(へそくり)――そんなものが若しあつたとしたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臍繰(へそくり)を盜んで口を拭(ぬぐ)つて居ようなんて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臍繰(へそくり)を盗んで口を拭(ぬぐ)っていようなんて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臍繰(へそくり)を五貫六百ばかり殘して死んだ相だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...糸をひいてためたへそくりを微妙な道ゆきで吸いとられつつ...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...今申したような僅かの臍繰(へそくり)金でもってあらゆる不幸に備えようと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうして自分はへそくりを溜めるというふうだった...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...死んだ金兵衛の伝でグングン臍繰(へそくり)をカスリ取る上に...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...のみならず臍繰金(へそくりがね)を高利に廻して...
夢野久作 「巡査辞職」
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