...ぶすぶすと臭い香いを立てて燃える丁子の紅い火だけを残して灯は消えてしまった...
有島武郎 「星座」
...ぶすぶすと燃えだすさわぎです...
海野十三 「怪塔王」
...四の新聞でぶすぶすとえぶっているくらいのもので...
大杉栄 「日本脱出記」
...而(しか)るに吉田潔なるものが何か十一月号で上田などの肩を持ってぶすぶすいってるようですが...
太宰治 「虚構の春」
...ぶすぶす愚痴を零(こぼ)している声が奥の方へも聞えた...
徳田秋声 「足迹」
...来る早々からぶすぶすいわないもんだ...
徳田秋声 「足迹」
...ぶすぶす言っている哀れな養父(ちち)の声も途断れ途断れに聞えた...
徳田秋声 「あらくれ」
...ぶすぶす燃える情熱は感じないわけにいかなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...胸にぶすぶす燻(くすぶ)っているような余憤があったが...
徳田秋声 「黴」
...ただぶすぶすといぶるだけで...
豊島与志雄 「神棚」
...或は長くぶすぶすとくすぶらせることによって...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...木のころがぶすぶすとその下に燻(いぶ)つて居る...
平出修 「夜烏」
...それはちやうどぶすぶすと燻つてゐる煙硝のやうなものを無理に蓋してゐるやうな工合だつた...
北條民雄 「道化芝居」
...心のどこかでぶすぶすと燻(くすぶ)っている火があった...
本庄陸男 「石狩川」
...またぶすぶすと燻(くすぶ)らしたに等しかった...
本庄陸男 「石狩川」
...ぶすぶすといぶる情欲を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...その不和が「家のために」というひとつの旧い習慣の下でぶすぶすと燻りつづけてきた...
矢田津世子 「父」
...……おお、小銃弾も、ぶすぶすと、近くの土を刎(はじ)いている...
吉川英治 「日本名婦伝」
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