...中に蝸牛(かたつむり)を這わして「角(つの)ふりわけよ」の句が刻してあるのなどはずいぶん面白い...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...どうしようというんだ?」米友はまず振別(ふりわけ)の荷物を地上へ投げ出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...湖(こすゐ)の上さ天まで続く虹の橋かけたふりわけ髪の二人の子供渡つて行つた赤い下駄(かつこ)はいて赤い草履(ぞんぞ)はいて手々ひいて行つたかうして...
野口雨情 「虹の橋」
...探し探しして来たのだと云って小さい風呂敷包みをふりわけにかついで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...筒井づつのむかしふりわけ髪を風に吹かせて竹馬などに打ち乗り山を攀ぢ石に上りわめき叫んで遊びくらせし故郷の友どちを十年あまりの後にあひ見れば顔かたちよりなりふりまで尽くおとなびてとみには其人と思ひ得難き心地ぞする...
正岡子規 「かけはしの記」
...柳行李(やなぎごうり)と袱裹(ふくさづつみ)を振分(ふりわけ)にして...
三木竹二 「いがみの権太」
...ふりわけで生活してゆかれるなどと思うということはあり得るのだろうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ふりわけがみの幼なじみが今のいづみ子に会ったらきっとおどろき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...科学の各分科をみんな其々にふりわけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...秀之進は砂上へ置いたふりわけ荷と笠を拾いながら...
山本周五郎 「新潮記」
...肩の振分(ふりわけ)をそこへ下ろして...
吉川英治 「江戸三国志」
...伊兵衛が振分(ふりわけ)の中から解き出したのはいうまでもなく...
吉川英治 「江戸三国志」
...その振分(ふりわけ)へ入れてかついで廻っていると...
吉川英治 「江戸三国志」
...泥だらけとなっていた振分(ふりわけ)と菅笠(すげがさ)を見つけ出し...
吉川英治 「江戸三国志」
...ふたりの振分(ふりわけ)まで自分の肩(かた)に持ってやって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...振分(ふりわけ)を預かってしまう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分の振分(ふりわけ)を解いて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一種の好奇心をもってうしろに置いた振分(ふりわけ)をほどき...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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