...ふらりと妾宅へ遊びに来た...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...英国の名探偵スミス警部がふらりと現われた...
海野十三 「海底大陸」
...ふらりと巣を飛び出した儘(まゝ)...
薄田泣菫 「茶話」
...来年の七夕にまたふらりと遊びに行き...
太宰治 「作家の手帖」
...ある日ふらりと彼女の部屋を訪ねると...
徳田秋声 「仮装人物」
...八本の足をすぼめて立ち、入道頭をふり立て、眼玉をぎょろつかせて、ふらりふらり、ゆらりゆらりと、踊り廻り、その数、十、二十、或るいは三十、音楽のリズムの緩急には殆んど無関係に、淡い赤色の照明の中を、ふらりゆらり、くっついたり離れたり、踊り歩き、音楽が止むと、狭いホールの四方に散り、足をひろげてべたりと屈みこむのである...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...美津子さんはふらりと茶の間にはいって来て...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...台所門の方からふらりと境内の闇に現われました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この通りふらりふらりと着流しで歩いてはとまり...
中里介山 「大菩薩峠」
...軽薄児(けいはくじ)め」自分の腰は思わず坐っている椅子(いす)からふらりと離れた...
夏目漱石 「行人」
...ふらりと帰って来た...
夏目漱石 「夢十夜」
...そんな路を女はふらりと歩いてゐることがあつた...
原民喜 「火の唇」
...そんな路を女はふらりと歩いていることがあった...
原民喜 「火の唇」
...突然ふらりと立上つた...
北條民雄 「道化芝居」
...ふらりふらりして居るので...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...木の根の濡苔(ぬれごけ)を踏んでふらりとなったところへ...
吉川英治 「剣難女難」
...ふらりと何処かへ失せてしまいました...
吉川英治 「私本太平記」
...宅助はふらりとよろけて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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