...佐竹はしずかに腕を伸ばして吸いかけの煙草の火を山猫の鼻にぴたっとおしつけた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...すぐにぴたっとしめて...
太宰治 「火の鳥」
...ぴたっと押へちまふんです...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...インデアンはぴたっと立ちどまって...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...するとぴたっと鳥の群は通らなくなりそれと同時にぴしゃぁんといふ潰れたやうな音が川下の方で起ってそれからしばらくしいんとしました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...にはかにくっきり白いその羽根は前の方へ倒れるやうになりインデアンはぴたっと立ちどまってすばやく弓を空に射ました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...一ぺんに六時十五分の所まで来てぴたっととまりました...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...一ぺんに六時十五分の所(ところ)まで来てぴたっととまりました...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...自分の嫌いな男にぴたっと眼を合すことは迂愚(うぐ)の沙汰だろうか...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...おとよはぴたっと泣きやんだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そうかと思うとぴたっとやめて...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...曲者の顔をぴたっと指さした...
山本周五郎 「風流太平記」
...そこでぴたっと立停った...
山本周五郎 「風流太平記」
...まるで急に石にでもなったように、ぴたっと立停り、大きくみはった眼で、座敷の中の二人を見た...
山本周五郎 「風流太平記」
...三名はぴたっと足を止めた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...ぴたぴたっと締めよって来た鮮かさは見上げたものだよ...
横光利一 「旅愁」
...本能的に、刀だけは、ぴたっと、前へかまえていた、そして、一角はと見ると、大刀は抜かず、小脇を払って、あれが、ほんとの一角の眼か――と見られる凄(すご)い眸を、ジッと刃のみねから真っ直ぐにつけている...
吉川英治 「無宿人国記」
...卑怯なまねはなされまいぞ、其許(そこもと)も、江戸の名捕手(めいとりて)塙大先輩ともいわれる人物のご子息ではないか」凛(りん)として、厳かなことばが、郁次郎の動作を、ぴたっと抑えた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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