...太(ふと)い紐(ひも)でかがった...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...逆樣(さかさま)に手をうつて青々とした神籬(ひもろぎ)を作り成してその中に隱れてお鎭まりになりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...帆柱の蔭で福音書(ふくいんしょ)を繙(ひもと)いている異様な支那少年の挙動に目を留めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この両三年の懊悩も決して徒労ではなかつたといふやうな感謝の思ひも湧いた...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...附紐(つけひも)を解いて筒袖を左右に開いた...
夏目漱石 「それから」
...ともかくも首に巻き付けた細紐(ほそひも)だけを外(はず)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「紐(ひも)一本で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの狐のやうな感じのする美女に間違ひもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに思ひも寄らなかつたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何のうたがひもなく...
林芙美子 「浮雲」
...かう言つて聞かせただけだ――卿(そもじ)は思ひもかけぬ幸福(しあはせ)な身になれますぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...然し浅草の食ひものと言はれてすぐ思出すのは...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この紐(ひも)につけて持って行ってもいいさ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...「脚絆(きゃはん)のひもがまたゆるみまして」そして工事場の方に駈(か)けて行った...
本庄陸男 「石狩川」
...寝衣に細紐(ほそひも)をしめただけの恰好です」どうしたんだときいたら...
山本周五郎 「季節のない街」
...……信長などは望んでもまだ日本を離れてよい日を得ないゆえ、ぜひもないが、お汝(こと)らは、船も持ち、出店も持ち、便(びん)も常にありながら、なぜ参らぬか」「天下の御事とは、忙しさがちがいますが、やはり何とはなく、家事にさえぎられ、つい一年二年とは、国を離れかねまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしの草鞋(わらじ)の紐(ひも)でも結んでみろ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これはまた思ひもかけぬ富士の高嶺が獨り寂然(じやくねん)として霞の上に輝いてゐたのである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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