...その代りに杭の間(あひだ)には坊主(ばうず)頭の土左衛門(どざゑもん)が一人(ひとり)俯向(うつむ)けに浪に揺すられてゐた...
芥川龍之介 「本所両国」
...左(ひだり)がわをことにおもんぜられました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...」眞野は笑ひだした...
太宰治 「道化の華」
...首を右左(みぎひだり)へ揺さ振り揺さ振り...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...それにしても次良さんをおもひださずにはゐられない...
種田山頭火 「行乞記」
...チッバルト! マーキューシオー!此(この)立(たちまは)りの間(あひだ)にマーキューシオーはチッバルトに突かるゝ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...私はいつになく喜んで昼飯をたべてたのに折あしくむかふから人がきたものですぐさま箸をはふりだして もう帰る といひだした...
中勘助 「銀の匙」
...そのあひだに私はやうやく気をおちつけて笑ひながら「伯母さんわかりませんか...
中勘助 「銀の匙」
...卯平(うへい)は村落(むら)に歸(かへ)つてから往年(むかし)の伴侶(なかま)の間(あひだ)へ再(ふたゝ)び加(くはゝ)つて念佛衆(ねんぶつしゆう)の一人(にん)になつた...
長塚節 「土」
...借金の有ると無いとの違ひだけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...問屋筋の拂ひだけでも二千兩は要る筈ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...謙讓なおもひだつた...
林芙美子 「濡れた葦」
...その本家のあととりと老人とのあひだにどういふ約束があつたのか...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...自分が厩のある家の主になつた空想の世界を覗く切なる想ひだけで...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...可愛想にお前もまるで狂ひだね...
牧野信一 「妄想患者」
...利目があつたら幸ひだ――少くとも余にさう思はせる程のものだつた...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...其(その)女が今夜突然また此処(ここ)から上海(シヤンハイ)へ引返すと言出(いひだ)した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...木の芽頃の疎林(そりん)にすいて見える山々の襞(ひだ)には...
吉川英治 「野槌の百」
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