...ばたばたばたと倒れてしまった...
海野十三 「暗号の役割」
...これは廊下をばたばたと駈けて来た裸の役人がいた...
海野十三 「地軸作戦」
...ばたばたと机上の書類を片づける...
太宰治 「家庭の幸福」
...その男の体は鳶になってばたばたと縄を解いて空にあがり...
田中貢太郎 「幻術」
...美佐子はばたばたと袂(たもと)でその辺の空気をハタいた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...屋根の上から下の往来へばたばたと雪が落ちて来て...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ばたばたと男の後を追うて...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...最後にばたばたと事件が整理されて...
平林初之輔 「当選作所感」
...そして人々は事情を知るとみなばたばたと手術室の方へ駈け出して行く...
北條民雄 「重病室日誌」
...屹(きっ)となりてばたばたと内に這入(はい)り...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...道から五六人ばたばたと逃げて来た...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...ばたばたと人がおりて来た...
山本周五郎 「花も刀も」
...ばたばたと、誰かやがて駈けて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...身を伏せい」田に、草むらに、木かげに、地(ち)の窪(くぼ)に、追跡隊の影のすべてが、ばたばたと、身を折りかがめて、じっと、耳をすましていると、彼方の防風林をつらぬく一(ひと)すじの道を、まさに、西軍の長蛇(ちょうだ)が黒々とつづいて行く...
吉川英治 「新書太閤記」
...ばたばたと、その輪を横切って、音頭取りの男のそばへ寄って、何か囁くと、『お、お...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ばたばたと小鳥の群(むれ)が木を離れたと思うと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...やいッ、そして数年前に、てめえの、ちょろまかした師匠の金を、おれが盗んだと告げ口をしやがったな」「百さん……私にはさっぱりわけが分らないが」「おらあ元、四谷の山浦清麿の弟子、てめえに罪をなすられて、破門された百之介だ、うぬあ、その時の、柳ばしの小稲だろう」「あッ……」「ざまをみやがれ、売女(ばいた)!」とびかかると、お稲は、ばたばたと、走りだして、喉ぶえも裂けそうな声で、「ひッ――人殺しっ」「やかましい」襟がみをつかんで、百は、女のからだを、ふり廻した...
吉川英治 「野槌の百」
...必ず待ってくれよ』ばたばたと...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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