...甲野はそこに不満を持ったばかりか...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...しかし高平太は憎(にく)むばかりか...
芥川龍之介 「俊寛」
...川向うの山ばかりか...
泉鏡花 「絵本の春」
...騒がぬばかりか、却って高らかに笑い出した...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ことし一年で卒業できさうもないばかりか...
太宰治 「猿面冠者」
...そういう御友人を奥様は全然お持ちになっていらっしゃらないばかりか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私は小学校へ行くほどの年齢になっても、伝通院(でんずういん)の縁日(えんにち)で、からくりの画看板(えかんばん)に見る皿屋敷のお菊(きく)殺(ころ)し、乳母が読んで居る四谷怪談(よつやかいだん)の絵草紙(えぞうし)なぞに、古井戸ばかりか、丁度其の傍(そば)にある朽ちかけた柳の老木(おいき)が、深い自然の約束となって、夢にまで私をおびえさせた事が幾度だか知れなかった...
永井荷風 「狐」
...一時(ひとしきり)は毎日のように女給のひまな昼過ぎを目掛けて遊びに来たばかりか...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...二階の六畳には電燈がついてゐるばかりか...
永井荷風 「来訪者」
...政治の方面ばかりかと思ったら...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...ただもう一刻もはやくこの場を逃げだしたいというようなそぶりをしていたばかりか...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...苔の花も赤ぐろく見え西の山稜(さんりょう)の上のそらばかりかすかに黄いろに濁(にご)りました...
宮沢賢治 「インドラの網」
...ちっとも古びていないばかりか...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...幾度も呼んでも誰も出て來ないばかりか...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...ただ学芸によって我々の存続に必要なものを求めさせられているばかりか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもいずれか一方が正しく他方はこれを濫用したのではないばかりか...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そればかりか、其許(そこ)の功を嘉(よみ)せられ、征東将軍の称を贈って、宰相の心をなだめようとさえしておいであそばす」「もったいないことでした...
吉川英治 「私本太平記」
...あらゆる新知識を蓄(たくわ)えて帰って来たばかりか...
吉川英治 「夏虫行燈」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
