...われは汝(なんぢ)の奧にはるかなる影とあらはる...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「エロディヤッド」
...はるかなる意識の奥底にもっているのであるが...
中井正一 「脱出と回帰」
......
萩原朔太郎 「青猫」
...君あしたに去りぬ夕べの心千々(ちぢ)に何ぞはるかなる君を思ふて岡の辺(べ)に行(ゆき)つ遊ぶ岡の辺なんぞかく悲しきという句で始まる十数行の長詩を作ってる...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
......
萩原朔太郎 「定本青猫」
...そこでは文明のふしぎなる幻燈機械や天體旅行の奇妙なる見世物をのぞき歩くさうして西暦千八百十年頃の 佛國巴里市を見せるパノラマ館の裏口から人の知らない祕密の拔穴「時」の胎内へもぐり込んだああ この逃亡をだれが知るか?圓頂塔(どうむ)の上に圓頂塔(どうむ)が重なり無限にはるかなる地平の空で日ざしは悲しげにただよつてゐる...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...はるかなる島蔭の灯台の廻りに生えている車前草(おんばこ)を採集に出掛けるのであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...はるかなる水天一髪の海上には鴎(かもめ)のごとくに浮ぶ一艘の三檣帆船(タルタアス)――さながら夢のようなる春景色...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...はるかなる森蔭から...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ああ!その硝子のごとき荒野には――凹凸がないからわからないはるかなる幸いの海の風のことも――起伏もないから知りえないなお恐ろしい静寂の海の風のことも...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...はるかなる海鳴りと...
本庄陸男 「石狩川」
...「火事息子」は私たちの心のふるさとだったはるかなる日の下町生活を...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...ある日彼は尼になるべき順序を問うべく五里はるかなる善導寺の尼院を訪いしが...
宮崎湖処子 「空屋」
...はるかなる旅路を経てその坊さんを訪ねてゆかれた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「愛鷹(あしたか)山や富士の高峰(たかね)」の上はるかなる国に羽化登仙(うかとうせん)し去るのである...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...はるかなる床の間の花瓶(かびん)と共に仆れて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そうしてそこにギリシア人の美意識がはるかなる兄弟を見いだすのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...「はるかなるもの」(約百字)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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