...――「ま、待って、」はてな、と夫人は、白き頸(うなじ)を枕(まくら)に着けて、おくれ毛の音するまで、がッくりと打(うち)かたむいたが、身の戦(わなな)くことなお留(や)まず...
泉鏡花 「悪獣篇」
...はて何であったろうか」と...
海野十三 「火星兵団」
...正に破天荒(はてんこう)...
海野十三 「くろがね天狗」
...わたりはてゝかの藤綱(ふぢづな)にすがりて岸(きし)にのぼりしさま猿(さる)のごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...」主任はてれ隠しに一寸頤(おとがひ)を撫でた...
薄田泣菫 「茶話」
...女中さんがあはてゝ皿に米を盛つてくれた...
種田山頭火 「其中日記」
...はてなと思ってその瞬間足を止めて見ていると...
徳田秋声 「仮装人物」
...知らない」「はて...
中里介山 「大菩薩峠」
...何処ででも果(はて)よう...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...迷(まよ)ひには智惠(ちゑ)の鏡(かゞみ)も曇(くも)りはてゝや...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...いともろきよろこびにしもまかせはてぬる...
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...即ち幾分ユリはてれたのであります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...去定はてきぱきと手筈をきめ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...劉備玄徳(りゅうびげんとく)という者がわしを訪ねてきたと? ……はてな...
吉川英治 「三国志」
...あまり御幣(ごへい)はかつがない曹操だが、着陣したその日なので、「はてな?」と、しばし馬上に瞑目し、独り吉凶を占うていたが、なお試みに、「これは吉兆か凶兆か」と、諸将をかえりみて訊ねた...
吉川英治 「三国志」
...日々数万の兵が糞するほどな食糧が残されているはずもなく、「はて、負ければさんざん、勝ってもこの餓鬼のすがた...
吉川英治 「私本太平記」
...御用登(ごようのぼ)りの窯(かま)にかかっては下さるまいか」「はてな...
吉川英治 「増長天王」
...「こうまいる」「はて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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