...葉子の目はすかさずその顔を発矢(はっし)とむちうった...
有島武郎 「或る女」
...眼の前の鐘を発矢(はっし)と打った...
有島武郎 「星座」
...七冊ずつ発梓(はっし)し...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...大地(だいち)へはっしとばかり打ちこんだ...
海野十三 「金属人間」
...発止(はっし)と鉢合(はちあわ)せたのは束髪(そくはつ)に結(ゆ)った裸体の女客であった...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...コップは横にとんではっしと壁にあたり...
海野十三 「四次元漂流」
...閻王(えんおう)の眉は発止(はっし)と逆立てり四月二十五日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...私は柔かい海綿でなく固い石を発止(はっし)と頬に打ちつけられた感じだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...この不思議な一語からはっしていると僕は思っているんです...
太宰治 「斜陽」
...また発疹(はっしん)や病的な赤い斑点(はんてん)なども見えていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...猛犬の額に発矢(はっし)と当る...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時に米友の頭へ発止(はっし)と来たのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...――すっかり発疹(はっしん)してしまうまでは風に当てないように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...発止(はっし)とそこの切石へ珠を打(ぶ)つけて砕いてしまう...
吉川英治 「江戸三国志」
...蚊触とはつまり発疹(はっしん)のことらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...そのまま打々発止(ちょうちょうはっし)と火花の間(かん)に斬りむせび合うこと数十合――...
吉川英治 「新・水滸伝」
...廟堂(びょうどう)の冷や飯食いめ」発矢(はっし)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...はっしと車輪を掴(つか)んだんでしょうがそれを取るのに指一本一本を拝むようにやっと取ったといいますから凄い話です...
蘭郁二郎 「穴」
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