...はたと風は凪いで...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...今や長論議(ちやうろんぎ)もはたと止(や)みて...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...残りはたとい僅(わず)かでも貯金するようにしていましたから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...司教はたとい拒まれてもそのまま引っ込むことをしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...で結局ブーラトリュエルはたとえば水責めの拷問にはたえきれなくて白状したかも知れない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...つい弱腰をはたと蹴ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...男ははたと留った...
夏目漱石 「草枕」
...さうして此(この)影響はたとひ今度の戦争が片付いても...
夏目漱石 「点頭録」
...私の申上げる主意はたとい弊害の多い酒や女や待合などが交際の機関として上流の人に用いられるのでも...
夏目漱石 「道楽と職業」
...はたと膝を打った...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...それが夜風にはたはたと大きな音立てて鳴る...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...――楽隊がはたとやんだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...院はたとえようもない悲しみをお覚えになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮はたとい出家をあそばされても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...溜息わが家には子守唄はたと止みつつひとびと物言はずものうげにうごくことなくただ溜息のみつききのふもけふも暮れけり...
室生犀星 「忘春詩集」
...わたしはたとい望まれても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の裸の躯を見る不愉快さはたとえようもない...
山本周五郎 「季節のない街」
...君子にとってはたとえそれが掘っ立て小屋の陋屋ではあっても...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
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