...ものみな、こゝに命無く、悦(よろこび)も無し、はた憂無し...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...水は、はた、ゆるく噴(ふ)きいで、薄曇(うすぐも)る不斷(ふだん)の息(いき)に、月影と空とをまぜて、夢の如く節(ふし)もかはらず...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...しかれども彼の仏国のために尽せしはただ一時の治安策なりき...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...いずれも自動的にはたらくようになっているから...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...じょうぶな方の犬はたるのまえにすわって...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...山を売り畑(はた)を売り...
薄田泣菫 「茶話」
...「俺は二代目白竜か」これらがはたしてほんとに馬賊かどうかは不明で...
高見順 「いやな感じ」
...われわれのおりたころにはたぶん頂上近くまで登っていたことであろう...
寺田寅彦 「小浅間」
...はたしてなんの疑いもなかったろうか? それ以来...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...使いはたすべき多くの感激をもっていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...破綻(はたん)が到来した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「君はたしか昨日まではおもしろい男だったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼(かれ)は粟幹(あはがら)が葺(ふ)き上(あ)げられた次(つ)ぎの日(ひ)から二三日(にち)近所(きんじよ)の馬(うま)を借(か)りて田(た)の傍(そば)の畑(はたけ)から土(つち)を運搬(つ)けた...
長塚節 「土」
...ピアノとチェロとヴァイオリンの三重奏曲はたった二つしか入っていない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...泥棒はたぶん丑松かお徳でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...違いはただそれだけであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...軍艦(ぐんかん)が入っているので海軍には旗(はた)も立っている...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...「なにか」元康の顔を見ると、「はい、実はただ今、これなる御書面を携(たずさ)えた急使が、大高表から夜を日についで馳せつけたとの由で……」近衆も、僧も、両手をつかえながら、飛脚状をさし出した...
吉川英治 「新書太閤記」
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