...主人はここではじめて花前に会(あ)った...
伊藤左千夫 「箸」
...(ははあ、大尉が、筒をあけて、あの中身を、写真にとってしまったんだな)と、私は、はじめて知った...
海野十三 「人造人間の秘密」
...虚栄にはじまり喝采(かっさい)に終る...
太宰治 「春の盗賊」
...野菜食がはじまる...
種田山頭火 「其中日記」
...安来節は天保嘉永の頃から漸く流行しはじめたものとしてあるから...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...決闘をはじめる前に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...何かしきりと手探りをはじめた様子です...
土田耕平 「時男さんのこと」
...それで彼は捜索をはじめた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...はじめて起るのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし今日の人民は、今日の憲法を守ることによつて、はじめて、民主国の正しい人民といえるのである...
蜷川新 「天皇」
...四寸ばかりな算盤(そろばん)をだして幾度(いくたび)もはじいた...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...息(いき)をきらしながら頭のところをむやみに撲りはじめた...
久生十蘭 「雪間」
...私の額からはじりじりとあぶら汗が流れて...
牧野信一 「創作生活にて」
...とんとんと鞠を突きはじめた...
牧野信一 「肉桂樹」
...私もこのとおり追って来たんです」「――もういちど訊きますわ」かよはじっと半兵衛を見た...
山本周五郎 「風流太平記」
...――こういう新春を迎えようとは、親鸞をはじめ、誰も予測(よそく)していない年であった...
吉川英治 「親鸞」
...そろそろ小首を傾げはじめ「××化学工業の中っていうんだが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そろそろ営舎が近くなりだすとともに彼女がしきりに古参の下士につきまといはじめて...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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