...はしょって話すわ...
江戸川乱歩 「断崖」
...着物をはしょって追っかけた...
壺井栄 「大根の葉」
...夫は制服の脚に黒い脚絆と草鞋(わらじ)とをつけ妻君はたまさかにとり出して着た晴れ着の尻をはしょって...
中村地平 「霧の蕃社」
...一足飛びにはしょって...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お尻(しり)をはしょって...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...着物の尻をはしょってやって来たのである...
本庄陸男 「石狩川」
...さっき、池(いけ)の端(はた)を駆け出して、川向うまで、一足飛び――大てい、この辺だろうと、お杉の姐御(あねご)が言うものだから、見当はつけて来たが、若(も)し一あし違えになったら大変だと思って――」さも、安心したらしい、しかし、意味ありげな口上――、吉は、立って来て、手拭を盗ッとかぶり、尻をはしょって、空脛(からすね)を出した男を、闇を透してみつめるように、「じゃあ、おめえは、池の端の、お杉姐御のところから、来たって言うのだな――一あし違えたあ、妙な文句だが――」「いやもう、今夜という今夜は、面くらってしめえやしたよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...半殺しにしろ!」四片褄(かたづま)をはしょって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ぐっとはしょって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...すそをキッとはしょって小走りに仙太郎の後を追って消える...
三好十郎 「斬られの仙太」
...はしょって最後の所だけを――(朗読をつづける)『で...
三好十郎 「猿の図」
...すそをキッとはしょって小走りに仙太郎の後を追って消える...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...そこでその部分をはしょって...
山本周五郎 「ひとごろし」
...はしょっていた裾をおろすと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...きりッと裾をはしょって脚絆(きゃはん)がけ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...首ッ根っこを捕まえてくれるから」裾(すそ)をはしょって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自暴(やけ)にはしょって...
吉川英治 「松のや露八」
...手拭を冠(かぶ)った、野良着のまんまの農家の主婦が、裾をはしょって、急に自動車の行手に立ち塞がったかと思うと、右手を挙げて、「ストップ」と叫んだ...
若杉鳥子 「旧師の家」
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