...田中派と木村派との政党的対立がはしなくも物議をかもす種となり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...はしなくもこの事実が判明したのであると暴露し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...はしなくも一致したといふのは...
太宰治 「右大臣実朝」
...僕ははしなくもX夫人の死に会して...
辰野隆 「感傷主義」
...祭文語りの悲壮な語りぶりが、はしなくも、道庵の武士道心を刺戟したものかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...はしなくもそこに一つの迷いが起りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...はしなくも去って...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの惨劇に依ってはしなくも暴露されたのでした...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...昨今上流社会の家庭が如何に乱行を以て満たされているかという事がはしなくも暴露するに至ったのである...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...大阪の五百石積みで、船頭儀右衛門以下十二人の乗組みで武蔵の江戸川を出帆し、下総の犬吠岬まで走ったところで西北の風に追い落され、これも五十日あまり漂流するうちに、形のないまでに船を壊し、今日か明日か、海の底に沈んで、みな魚の餌食になるものと覚悟していたところ、はしなくも、身一つでここの島根に着いたと、船頭の儀右衛門が、涙をこぼしながら先着の四人に語って聞かせた...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...はしなくもこの自分の芸の上に...
正岡容 「小説 圓朝」
...はしなくもお艶の噂が小助六の耳へ伝わってきた...
正岡容 「寄席」
...いざ」「はしなくも敵に探られて...
山田美妙 「武蔵野」
...はしなくも、遺恨試合(いこんじあい)となった激怒(げきど)のハズミに、才蔵(さいぞう)の槍(やり)の勢(いきお)いで、虚空(こくう)にとばされた白栴檀(しろせんだん)の木太刀(きだち)が、そのとき、つつがなく地上に落ちてかえってくれば、なんのことはなかったのである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...はしなくもこのありがたい宣(のり)に浴して...
吉川英治 「新書太閤記」
...はしなくも現天子の馬(ふば)(天子の婿(むこ)たる人の官名)王晋卿(おうしんけい)の館(やかた)に仕える身とはなった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...はしなくも燦然(さんぜん)たる一将を見かけた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...はしなくも、清盛その人に会ったような気がする...
吉川英治 「随筆 新平家」
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