...矢部氏も明日は早くここに着くことになっていますし」それが父には暢気(のんき)な言いごとと聞こえるのも彼は承知していないではなかった...
有島武郎 「親子」
...小浜・青江の二勇士が顔色一つかえずにのんきな話をつづけています...
海野十三 「怪塔王」
...彼等の態度があまりにのんきすぎると忿懣を感じてゐたらしい諸君は...
太宰治 「道化の華」
...『鈴』があんな鼾掻くわな」「呑気(のんき)やわ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...呑気(のんき)な男で...
豊島与志雄 「犬の八公」
...甚だのんきな空想を逞うすることもある...
豊島与志雄 「小説・評論集「文学母胎」後記」
...少年ガヴローシュは相変わらずぼろの下にふるえながら暢気(のんき)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたしをのんきだとは思わない……?その実...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何しろ家賃が出ないんだから」こんな呑気(のんき)な想像が...
夏目漱石 「道草」
...あんまり呑気(のんき)過ぎる...
夏目漱石 「夢十夜」
...暢氣(のんき)なガラツ八は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...向うからは名乗って出ないだろうと思いますが――」平次の呑気(のんき)さが八五郎には物足りない様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人は呑気(のんき)に居食いして暮らした...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...あの無邪気でのんきな老先生に向って...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...のんきにひと晩踊ってやろう...
横光利一 「上海」
...雑談を交換しながら呑気(のんき)に飲み且(か)つ食ふのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...中には溺死した暢気者(のんきもの)すらある濠であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...争って死骸へたかる」そんな暢気(のんき)な話題さえ出る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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