...のぼせるかもしれないからね」その話は...
海野十三 「透明猫」
...かならず初鰹を膳にのぼせるといふ...
薄田泣菫 「独楽園」
...次の年にはわたしは時々食膳にのぼせるためにひと掬(すく)いの魚を取った...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ぜひともパリーの舞台にのぼせるべきものだと言い出し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こっちでのぼせればのぼせるほど向うが逃げて行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛇飯てえ奴はのぼせるからね」「しかしあなたは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さぞお怒り遊ばすであろう」「――――」「火を見るとツイ誰でも取りのぼせるものだ...
野村胡堂 「十字架観音」
...桂次がのぼせるだけ容貌(きりよう)も十人なみ少しあがりて...
樋口一葉 「ゆく雲」
...桂次(けいじ)がのぼせるだけ容貌(きりよう)も十人なみ少(すこ)しあがりて...
一葉女史 「ゆく雲」
...のぼせるの、気が浮き立つのということはあるまい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...無闇にとりのぼせる習癖を持っているのであるから...
久生十蘭 「魔都」
...軽演劇が媚態だけに終始している間は芸術上の検討の日程にのぼせることには無理があろう...
三好十郎 「恐怖の季節」
...仙太 うぬっ!(言いざま刀に手をかけ腰をひねる)長五 (飛びのき)オット、またけえ? アハハ、のぼせるなよ、兄き...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...あんまりのぼせるから...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...我々の名を広く多くの人々の口の端にのぼせることをもって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...きっと新さんをむりやりくどいたのよ」「そうのぼせるな」と六郎兵衛が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「くに者はすぐにのぼせるから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同志の老人達がよく口にのぼせる所であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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