...」交野(かたの)の平六(へいろく)が、斧(おの)の柄(え)をたたいて、こうののしると、「おう」という答えがあって、たちまち盗人の中からも、また矢叫(やたけ)びの声が上がり始める...
芥川龍之介 「偸盗」
...さも性根(しょうね)なしとののしるかの様子で女の方を見た...
岩野泡鳴 「耽溺」
...「ちくしょうめ! どこへしまってやがるんだろう」口ぎたなくののしる声といっしょに...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...長良川博士をののしる者さえ出てきた...
海野十三 「海底大陸」
...多人数のののしる声やおびえた声...
海野十三 「恐竜島」
...――女の声がののしるには「そんなあほらしいことできるかいな――そんなことはなア...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...どうしてののしるのかわけがわからぬ...
太宰治 「徒党について」
...敵将が去って後に仲間が「ばかやろう」とののしるのには答えないで黙って握りこぶしをあけて見せる...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...あれをよく見とくがいいよ!」歌の声やののしる声がひどくなると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自己の周囲の凡てに「限られたるもののしるし」を認めて胸をさされるのであった...
中島敦 「狼疾記」
...その自由の人民を指して「非国民」であるとののしるがごときは...
蜷川新 「天皇」
...叔父を厳しくののしる理由が知りたいのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ののしると同時にビートリスの手首をつかんで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...落ちながら呪いののしる叫び――)間...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「知らぬ人がこんな所へ」ともののしることができない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ののしる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ、燃えいぶった煙と、ののしる声と、太刀や槍(やり)の音ばかりが、ものすごくましていった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なにかののしるような声...
吉川英治 「神州天馬侠」
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