...今ごろは彼らはのうのうとして邪魔者がいなくなったのを喜びながら一つ家に住んでいないとも限らないのだ...
有島武郎 「或る女」
...「喃々(のうのう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...のうのうとした身体になっている...
海野十三 「軍用鼠」
...のうのうとしていられるのは...
高見順 「いやな感じ」
...すこぶる割り切ってのうのうとした顔をした...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...理髪したので一層のうのうする...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...気分の暢々(のうのう)するのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...のうのうと暮していた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...暫く振りでのうのうと独りの朝飯を済してから...
牧野信一 「或る日の運動」
...今日は独りでのうのうと酔ふんだ...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...私はいつも永い仕事を一つ終ると本当にのうのうして眠るのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一方仕事の圏内では天下御免の良人が誰にも憚からずのうのうとあそんでいられる...
矢田津世子 「女心拾遺」
...のうのうとしているわけがねえ...
山本周五郎 「さぶ」
...ときどきのうのうと陽にあたって長くなっているときでも...
横光利一 「馬車」
...すでにその内定を、きのうのうち、知ったのだろう」「それにしても、殿のご意中もようたださず、伊吹へ帰って、ご軍勢の通過を待つなどという先廻りは」「よくいえば、機を見るに敏(びん)なやつ...
吉川英治 「私本太平記」
...――すでに太宰府はきのうのうちに陥(お)ちており...
吉川英治 「私本太平記」
...しかも、飲んで飲んで飲み飽いたという風に、杯盤や、肴の折敷(おしき)を、みぎたなく、散らかしたまま、のうのうと、手枕で、横になっているのだった...
吉川英治 「平の将門」
...彼は、のうのうとし、ほっとする...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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