...雪消(ゆきげ)の路の泥濘(ぬかるみ)の処々乾きかゝつた上を...
石川啄木 「足跡」
...泥濘(ぬかるみ)が真青になったと出ています...
海野十三 「蠅男」
...雪解けのぬかるみを難儀しながら戸山が原にたどりついて...
太宰治 「火の鳥」
...・今夜の寝床を求むべくぬかるみ与へられた寝床の虱がうごめく・降つたり照つたり死場所をさがす狂人(キチガイ)が銭を数へてるま夜中の音嫌な夢から覚めたら嫌な声がするので...
種田山頭火 「行乞記」
...・生きてゐるもののあはれがぬかるみのなか・いつも馬がつないである柳萠えはじめた・猫柳どうにかかうにか暮らせるけれどぬくい雨でうつてもついても歩かない牛の仔で・焼芋やいて暮らせて春めいた・監獄の塀たか/″\と春の雨ふる・病院の午後は紅梅の花さかり・ずんぶりと湯のあつくてあふれる(湯田温泉)・早春...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「旅日記」
...ひどい泥濘(ぬかるみ)になつてゐた...
田山録弥 「ひとつのパラソル」
...かしこみて願い奉りようよう切符を頂戴して立ちいずれば吹き上ぐる朝嵐に藁帽(わらぼう)飛んでぬかるみを走る事数間(すうけん)...
寺田寅彦 「東上記」
...泥濘(ぬかるみ)のひどい道に古靴を引きずって役所から帰ると...
寺田寅彦 「やもり物語」
...墓場はじとじとしてぬかるみだらけ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...泥濘(ぬかるみ)...
中島敦 「光と風と夢」
...ぬかるみの中に留まっているかの分かれ道にいるのです...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...深い泥濘(ぬかるみ)に辟易して...
牧逸馬 「双面獣」
...N氏S氏と暗いぬかるみ道をことともしないで...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...まるで泥濘(ぬかるみ)さはまって足を抜けねえような塩梅式だ」「思うに...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...少し降っていた雨はやんだが泥濘(ぬかるみ)の路(みち)につかれていたし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ぬかるみには炎が映(うつ)っている...
吉川英治 「松のや露八」
...泥濘(ぬかるみ)には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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