...それにこのへんはまるで沼の中をあるくようなひどいぬかるみだな...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...泥濘(ぬかるみ)の干潟をピョンピョン飛び廻っている生物がいた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...泥濘(ぬかるみ)のなかを泳ぎまはつた...
薄田泣菫 「茶話」
...同(おな)じ姿(すがた)に泥濘(ぬかるみ)の中(なか)を引(ひ)かれて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...外見のぬかるみと泥水...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...おちついて雪と私・ほいなく別れてきて雪の藪柑子・つららぶらさがらせてやすらけく生きて大根みんなぬかれてしまつた霜・けふも鴉はなく寒いくもり・ハガキを一枚ぬかるみのポスト一月廿九日雪...
種田山頭火 「其中日記」
...・生きてゐるもののあはれがぬかるみのなか・いつも馬がつないである柳萠えはじめた・猫柳どうにかかうにか暮らせるけれどぬくい雨でうつてもついても歩かない牛の仔で・焼芋やいて暮らせて春めいた・監獄の塀たか/″\と春の雨ふる・病院の午後は紅梅の花さかり・ずんぶりと湯のあつくてあふれる(湯田温泉)・早春...
種田山頭火 「其中日記」
...いぶせき田舍の泥濘路(ぬかるみみち)を俥に搖られて...
近松秋江 「湖光島影」
...きっと君にはただ一列に踏みつけられたぬかるみに思えたことだろうが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...あいにく底のぬかるんだ広めの側溝がありました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...平次が行つた時は道だけは泥濘(ぬかるみ)をこね返してをりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...冬のぬかるみの街を歩きつた...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...救ひやうのない泥濘(ぬかるみ)の野に行くより外ないのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...(『ぬかるみの街道』に発表 一九三〇年六月新潮社刊『現代詩人全集』第十二巻を底本)...
百田宗治 「地を掘る人達に」
...街灯のしたの音をたてて雨に打たれている泥濘(ぬかるみ)をみつめていた...
山川方夫 「演技の果て」
...昼はむやみにぬかる道が...
山本周五郎 「日本婦道記」
...霜溶けのぬかるみになった...
山本周五郎 「風流太平記」
...底なしのぬかるみを益ふかくした...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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