...下駄(げた)のぬいであるところを見ると...
芥川龍之介 「微笑」
...ついに弾薬庫を焼きぬいて大爆発を起したためだった...
海野十三 「太平洋魔城」
...そして、ほんとうの持主である博士たちを、だしぬいて、財宝のありかを、発見してしまうかもしれません...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ちやんと切りぬいてあつて...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...俺は靴をぬいで、砂馬は草履(ぞうり)をぬいで――その日の砂馬は和服だった...
高見順 「いやな感じ」
...四十三私は急に智慧がついてなにかひと皮ぬいだやうに世界が新しく明るくなると同時に脾弱かつた体がめきめきと達者になり...
中勘助 「銀の匙」
...鶴石も靴下をぬいでゐる...
林芙美子 「下町」
...この道化た服をぬいでさっぱりしたいもんだ...
久生十蘭 「ハムレット」
...それにユウは昼番だろう」川田はしおれて小さくなった襟のミモザの花をぬいて海へ捨てると...
久生十蘭 「復活祭」
...そのお年よりの気質とものの話しかたを知りぬいているから閉口頓首...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...くるっと羽折をぬいだ...
山本周五郎 「橋の下」
...六本の黒い劃線(かくせん)を朱がつらぬいている象形(しょうけい)に一種の頼りを感じました...
吉川英治 「江戸三国志」
...湯上がりの肌を押しぬいで...
吉川英治 「江戸三国志」
...曹操も腕をこまぬいて...
吉川英治 「三国志」
...中軍に立っている「帥」の文字をぬいとってある将旗の旗竿が...
吉川英治 「三国志」
...向こうの河原(かわら)に馳(か)けたやつを引きとらえてみろ!」蔦之助(つたのすけ)は馬上からそこの高札(こうさつ)を引きぬいてふりかざし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いまもいまとて雨戸を引出しかけながら案じぬいていたところだった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...いわんやわたくしはその資格のないことを知りぬいているのであるから...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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