...けさ見た素顔やなりふりとは違って...
岩野泡鳴 「耽溺」
...まろびたる娘(こ)より転(ころ)がる手毬(てまり)かな万才のうしろ姿も恵方道(えほうみち)なりふりもかまはずなりて著膨(きぶく)れて雑踏や街(まち)の柳は枯れたれど一月十三日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...人のなりふりを決して軽蔑しない人であるが...
太宰治 「富嶽百景」
...子供のころから姿振(なりふり)に無頓著すぎる質(たち)であったとはいえ...
徳田秋声 「挿話」
...なりふり構わぬ心のすさみの現れとまでは...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...なりふり構わぬ姿です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なりふりを構はない...
林芙美子 「雨」
...伊代のなりふりを見て...
林芙美子 「帯広まで」
...てんから子供のようななりふりでいた...
林芙美子 「河沙魚」
...なりふりかまはないかつかうではあつたが...
林芙美子 「下町」
...なりふりも少しづつかまふやうになり...
林芙美子 「下町」
...なりふりかまわず...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...方々破けた軍服でなりふり構わぬ様子でやってくる...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...そこいらの村の女たちと同じやうになりふり構はない容子をしてゐたが...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...かうやつてなりふり構はずに働いてゐる方が...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...なぜなら、道場主(あるじ)の目は、なりふりよりも、まず、真っすぐに、こちらの顔にばかり注がれて、しかも異常な輝きを、白目勝ちの、殺気のようなものをいつも感じられる瞳に宿しているのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このなりふりにかまわぬ女になっていることが右近の心を物哀れにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでも、なりふり構わず、健康と快足を誇っているところ、愉快である...
吉川英治 「随筆 新平家」
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