...○(さけ)の食用(しよくよう)腥(なま)にて喰(しよく)するは○魚軒(さしみ)○鱠(なます)○鮓(すし)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...頭骨(かしらのほね)の澄徹(すきとほる)ところを氷頭(ひづ)とて鱠(なます)に雅(が)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...膾(なます)より他にはできない...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...庵の空気の険悪なのに避(マヽ)易して直ぐ帰つてしまつた!・梅雨空おもく蜘蛛と蜂とがたたかふ・焼かれる虫のなんと大きい音だ・頬白がよう啼いて親鳥子鳥・何もないけどふるさとのちしやなます(砂君に)・話しても話しても昔話がなんぼうでもとんぼ通りぬけさせるこんな句も・けさも二人でトマト畑でトマトをたべる(新夫婦に)(一人ならば私だ!)六月十五日空も私もすこし晴れてきたが...
種田山頭火 「其中日記」
...或る農夫の悦び・植ゑた田をまへにひろげて早少女の割子飯・田植もすましてこれだけ売る米もあつて・足音は子供らが草苺採りにきたので・夕凪の水底からなんぼでも釣れる・露けき紙札『この竹の子は竹にしたい』・ほんとにひさしぶりのふるさとのちしやなます(改作再録)山口後河原風景・おいとまして葉ざくらのかげがながくすずしく木かげがあれば飴屋がをれば人が寄つて・ま夏ま昼の火があつて燃えさかる大橋小橋...
種田山頭火 「其中日記」
...あとで適当になますとか...
寺田寅彦 「断水の日」
...全身膾(なます)になろうとも...
直木三十五 「南国太平記」
...おや何を書いていなます...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...これなるは源五郎鮒のこつきなます...
中里介山 「大菩薩峠」
...死ぬものだぞ!」全身膾(なます)のごとくに切り刻まれて...
中島敦 「弟子」
...羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹くは...
夏目漱石 「虞美人草」
...三人とも膾(なます)にしてやる」ギラリと引抜いた一刀...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二(ふ)た太刀三太刀目には膾(なます)のように刻まれてしまったことでしょう...
野村胡堂 「百唇の譜」
...生作りの膾(なます)だと...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...膾(なます)のように...
火野葦平 「花と龍」
...人の肉をなますにして之を食ひ...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...出雲大社などではこの日魚膾(うおなます)を設けて醴酒(あまざけ)の宴をする式があった(大社志)...
柳田国男 「年中行事覚書」
...片方に大根なます...
山本周五郎 「季節のない街」
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