...西洋人の多い所なぞは...
芥川龍之介 「上海游記」
...薬なぞは用ひるまでもありません...
芥川龍之介 「酒虫」
...写真で見る米国の自由の鐘のように下の方でなぞえに裾を拡げている...
有島武郎 「星座」
...僕なぞのやうな人間は姉さん女房を持たなかつたのが不幸だ...
小穴隆一 「二つの繪」
...ドイツの社会党首領ベーベルなぞは...
大杉栄 「日本脱出記」
...私は痩せている癖に太宰なぞという喧嘩(けんか)の強そうな名前を選んで用いているわけであるが...
太宰治 「乞食学生」
...向うも私なぞは眼中にありはしなかったから擦れ違いざまに日本の外交員でも来たかと言わんばっかりの...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そうして今日になってもそのなぞは解く事ができないでそのままになっている...
寺田寅彦 「芝刈り」
...おまえさんなぞちっともこわくないから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼女はその謎(なぞ)のような叫びの意味を説明してもらいたいと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...近頃日本でも林房雄なぞに云々され...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...「自然に親しむ」なぞといふことが云はれるが...
中原中也 「詩と其の伝統」
...これに較べたら摂政個人の被害なぞは...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...とても原稿料なぞじゃ私一身すら持耐(もちこた)えられん...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...奥さんやお嬢さんのいかにも屈託なさそうな笑い声なぞが時ならず豆棚(まめだな)の奥から起ったりして...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...彼の帰着なぞは歯牙(しが)にもかけぬ無関心さが読みとれた...
本庄陸男 「石狩川」
...持っている風呂敷の柄やネクタイなぞ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...新陳代謝の具合なぞの研究は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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