...一たん知識の土台(どだい)が据えられると...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...どだい、無理だ...
太宰治 「お伽草紙」
...どだい、津島は、あの女の事など覚えていない...
太宰治 「家庭の幸福」
...あの鶺鴒は、もっときびしく、もっとけなげで、どだい、人間なんてものを問題にしていない...
太宰治 「秋風記」
...どだい、興味が無い...
太宰治 「女類」
...どだい、何も興味が無いんだ...
太宰治 「女類」
...「どだい、向うから来やしないんだものね...
太宰治 「正義と微笑」
...どだい、この作家などは、思索が粗雑だし、教養はなし、ただ乱暴なだけで、そうして己れひとり得意でたまらず、文壇の片隅にいて、一部の物好きのひとから愛されるくらいが関の山であるのに、いつの間にやら、ひさしを借りて、図々しくも母屋に乗り込み、何やら巨匠のような構えをつくって来たのだから失笑せざるを得ない...
太宰治 「如是我聞」
...わたしはどだい受付ける勇気もなかった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...これほどだいじな神経や血管であるから天然の設計に成る動物体内ではこれらの器官が実に巧妙な仕掛けで注意深く保護されているのであるが...
寺田寅彦 「天災と国防」
...どだい、女の言うことは、すべて主観的でいかん...
豊島与志雄 「囚われ人」
...それをも、お角さんは、煮えきらない返事だと思って、「お見受け申したところ、立派なお武家たちじゃありませんか、何はどうあろうとも、早くこのなきがらを取片づけて、人前に曝さないようにしてあげなけりゃ、恥ではありませんか」とお角さんが、事のあまりに無情なると、緩慢なるとに憤りを発して、こう言いますと、番太は、この女の人からお叱言を食う筋はないというような面(かお)をして、「へへえ――ところが、どうも、お相手がお相手でござんしてな、お奉行も、お代官も、お手がつけられやしまへんさかい」「なんにしても、いけませんね、こうして、一匹一人のおさむらいを、曝(さら)しものにかけて置くのは無慈悲というものなんです、なんとかしてあげられないものかねえ」「それがその、お相手がお相手でござんしてなあ」「相手が相手だって、お前さん、お上(かみ)のお手をお借り申せば、どうにかして上げられそうなものじゃないか」「それが、その――このお武家をお斬りなはったのは、壬生(みぶ)の新撰組の衆でござりましてなア」「え?」「壬生の新撰組の御浪人衆が、この通りお斬りになりはって、どうも、はや、手がつけられやしまへんさかい」「みぶのしんせんぐみですって?」「はい」「みぶのしんせんぐみとは、どういうお方か存じませんが、たとえお上役人だって、人を斬って斬りっぱなしという法はありませんねえ、お斬りなさるならお斬りなさるように、作法というものがあるんでございましょう」「それが、どだい、壬生の御浪人衆にかかっては、御城主でも、お奉行でも、どもなりませんさかい...
中里介山 「大菩薩峠」
...どだい礼儀に叶(かな)わねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...どだい、山そのものが、その生成上の性質として、古い迸発岩に新火山岩が割り込み、接触炸裂したためであろうか、それに断層や水蝕、氷蝕まで烈しく働いて、なんとなく錯落紛糾の相を呈し、力の均斉が安泰を欠き、八分に破れて僅か二分につながっている風な、重心の落ち方が多岐で、支点が宙に迷っている形の、一種動揺、紛乱を暗示する、騒々しさの感じを持っているようだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...宿代(やどだい)さえ払えなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...山(やま)によつてはじめから土臺(どだい)の高(たか)いところでは...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...亀山で奉公して十五円貰うてたのやが、どだい、こうなったらもうわやや...
横光利一 「南北」
...どだい出来ぬ相談なばかりか...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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