...幼いころはともかくも幸(しあわ)せな日々を送ることができたのである...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...ともかくも一方の大将として美々しい鎧兜に威儀を正しながら...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...そしてそれより先に明日のことはともかくもどういうふうにこの亭主に頼んで...
橘外男 「逗子物語」
...ともかくもそこに現われているものは立派な科学的事実でしかも吾人にとって新しいものである...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...ともかくも猿(さる)のいうとおりにして...
豊島与志雄 「人形使い」
...ともかくも二つの車輪の上についていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ともかくもこの男と突き合せて見給え」能登守は命令の形式でなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくもこれは卑しい娘ではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...己れと掛け離れた別人の頭の上に落した迷惑はともかくも...
夏目漱石 「虞美人草」
...ともかくも警察まで来いと云うから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...お蔦はあの男に捨てられたのを七平のせいだと思い込んでいるんだ」自分の手柄に脂下(やにさ)がる万七に案内されて、ともかくも、引取手もなく、筵(むしろ)を掛けたままにしてある二人の死骸を見ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世間体だけはともかくも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ともかくも順調な歩みをもって...
野呂栄太郎 「三田社会科学研究会報告」
...道子に対してはともかくも...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...ともかくもその男にトが欲するだけの金を鉢に数え入れ...
南方熊楠 「十二支考」
...ともかくも山と山との背くらべは...
柳田國男 「日本の伝説」
...ともかくも歌の言葉があまりに古風なものだから...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そして、容易ならない旅のしかたをしつつ、ともかくも、彼女の姿を甲府の柳町に見るようになったのは、それからだいぶ日数を費やした後(のち)のこと...
吉川英治 「江戸三国志」
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