...頃日(このごろ)聞(き)く――當時(たうじ)、唯一(ゆいつ)の交通機關(かうつうきくわん)、江戸(えど)三度(さんど)と稱(とな)へた加賀藩(かがはん)の飛脚(ひきやく)の規定(さだめ)は、高岡(たかをか)、富山(とやま)、泊(とまり)、親不知(おやしらず)、五智(ごち)、高田(たかだ)、長野(ながの)、碓氷峠(うすひたうげ)を越(こ)えて、松井田(まつゐだ)、高崎(たかさき)、江戸(えど)の板橋(いたばし)まで下街道(しもかいだう)、百二十里半(ひやくにじふりはん)――丁數(ちやうすう)四千三十八を、早飛脚(はやびきやく)は滿五日(まんいつか)、冬(ふゆ)の短日(たんじつ)に於(おい)てさへこれに加(くは)ふること僅(わづか)に一日(いちじつ)二時(にとき)であつた...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...もうわたしには秘書の役はつとまりません...
海野十三 「海底大陸」
...ピッタリとまりました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...鳥の様に撞木(とまりぎ)から撞木へ渡る術を教え込むことが出来るではありませんか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...荷馬車四つ五つ店前にとまり...
大町桂月 「赤城山」
...おしりを上げてとまりますからすぐ区別がつきます...
鈴木三重吉 「パナマ運河を開いた話」
...まとまりがつかないように出来ていると云うのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...余りまとまりのよいものではなかったが...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...鉄の戸の前にとまりました...
豊島与志雄 「街の少年」
...鳥の止り木にとまり...
中島敦 「かめれおん日記」
...いまにも息がとまりさうで不安で仕方がないのださうだ...
林芙美子 「旅人」
...張飛(ちょうひ)の蛇矛を携(たずさ)へたらんよりは柳に鶯(うぐいす)のとまりたらんかた快く感ぜらる...
正岡子規 「病牀六尺」
...とうとう十字架(じゅうじか)のちょうどま向(む)かいに行ってすっかりとまりました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...あと九月一日から又その上の課程をやります(研究科か裁断科か)そしたらこの年いっぱいでいくらかまとまりましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...思ったよりまとまり(二百冊ぐらい)そちらにも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...引いてはようやくまとまりかけた薩摩の具合を損ねましよう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...足音が戸の外にとまり...
三好十郎 「斬られの仙太」
...まとまりが悪いことだ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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