...その代価に長良川博士以下三人がこの国にとどまると聞いて...
海野十三 「海底大陸」
...わたしはこう答えたものだ――やらせたまえ――(それがわたし自身の教育の最もよい一部であったことを思いだしつつ)――かれらを狩猟家にしたてたまえ――最初はただ遊猟家にとどまるかもしれないが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼女はやはり従来の通り要の家にとどまること...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...讀者がこの上なく完全な實有の本性の觀想に長くまた多くとどまるやうに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それからまた四年間は修練女の地位にとどまる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...始末のいい馬鹿というにとどまるのが与八の身上であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十三こういう頭から出て、とどまると言い、出ると言う以上は、力を以て引留めることの限りではないと、駒井甚三郎もややにさとりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いま室内にひとりで坐つて暮れゆくたましひの日かげをみつめるそのためいきはさびしくしてとどまる蠅のやうに力がないしづかに暮れてゆく春の夕日の中を私のいのちは力なくさまよひあるき私のいのちは窓の硝子にとどまりてたよりなき子供等のすすりなく唱歌をきいた...
萩原朔太郎 「青猫」
...まず外套でもお脱ぎになったらどうですか?」Kはただほんの少しだけここにとどまるつもりだったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...数人踏みとどまるというようなことになったのであります...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
......
三好達治 「霾」
...此屋の四方のます鏡いのれば神もいわいとどまるなどと...
柳田国男 「雪国の春」
...「立ち歩きのできるまで」梶井家にとどまることになった...
山本周五郎 「初蕾」
...もうこの山にとどまることは...
山本周五郎 「山彦乙女」
...四ときほど門司にとどまる我船に歌びと秋津(あきつ)三池より来るわが船に門司の小船(をぶね)の漕ぎ寄りぬ別れを惜む友ひとり載せ若きより相知る秋津船に来ぬ仮りの別れも惜しきなるべしこの朝の門司の港のつめたきに秋ごこちして人と別るる肥前なる高田保馬博士の上を...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...すべて漢中にとどまることができなくなる筈です」と申し出で...
吉川英治 「三国志」
...それゆえどうしても大岩山に踏みとどまるお覚悟と申され...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ我執の立場にとどまる旅行記からは...
和辻哲郎 「『青丘雑記』を読む」
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