...時偶(ときたま)近所へ夜話に招ばれる事があれば...
石川啄木 「赤痢」
...時偶(ときたま)...
石川啄木 「赤痢」
...どうかすると紅葉や露伴や文壇人の噂をする事も時偶(ときたま)はあったが...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...雷も時偶(ときたま)図に乗り過ぎて海へ落ちる事がある...
薄田泣菫 「茶話」
...奇蹟はやはり、この世の中にも、ときたま、あらわれるものらしゅうございます...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...私はときたまそれを指さして...
太宰治 「思ひ出」
...ときたま新聞に出る私の作品への罵言を...
太宰治 「善蔵を思う」
...馬場はときたま、てかてか黒く光るヴァイオリンケエスを左腕にかかえて持って歩いていることがあるけれども、ケエスの中にはつねに一物もはいっていないのである...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...ときたま七十三点なぞといふこともあつた...
太宰治 「火の鳥」
...二三年まえ、罪なきものを殴(なぐ)り、蹴(け)ちらかして、馬の如く巷(ちまた)を走り狂い、いまもなお、ときたま、余燼(よじん)ばくはつして、とりかえしのつかぬことをしてしまうのである...
太宰治 「もの思う葦」
...私の家の庭にも、ときたま、蟹が這って来る...
太宰治 「もの思う葦」
...ときたまご馳走(ちそう)になって...
夏目漱石 「こころ」
...この町ではときたま...
山本周五郎 「青べか物語」
...ときたま食事をしに寄る程度だし...
山本周五郎 「青べか物語」
...ときたま要もないことを...
山本周五郎 「季節のない街」
...ときたまたずねる知人があった...
山本周五郎 「季節のない街」
...ときたま夜が更(ふ)けてから...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...空が曇っているので、水もにび色に光っており、ときたま、蓮の茂みの中から、なにかの水鳥が、けたたましく水を叩いたり、ひろい水面へ泳ぎ出て来て、巧みに水へもぐったりした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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