...とかく無理(むり)な希望(きぼう)を持(も)ってると...
伊藤左千夫 「老獣医」
...敵がなくなるととかく内部に争いが起こる...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...俳友(はいいう)兎角子(とかくし)を伴(ともな)ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...とかく愚(ばか)になりやすいんだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ちやうどそのやうに、今の私は想像と幻想との不思議な翼に跨がり、気随気儘にそこらを遊びまはる間が、やがて私みづからの病の呪縛から解き放される時で、とかく頑固で、気むづかしく、物に拘泥し過ぎる私の心を、気軽にさうした不思議な翼の上に乗り遷らせるには、あの碧空をゆるやかに滑りゆく白雲の一片を見るに越したことはない...
薄田泣菫 「独楽園」
...とかく食べすぎては身の毒...
種田山頭火 「其中日記」
...とかく弱蟲(よわむし)の女子(をなご)ばかりが玩弄(かま)はれまするとけつかる...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...食堂を出た頃から晴代は兎角(とかく)木山の姿を見失ひがちで...
徳田秋声 「のらもの」
...とかく表面には剛毅を装うているものが...
新渡戸稲造 「自警録」
...とかく静坐して内観をするの余地を許さぬからである...
新渡戸稲造 「自警録」
...兎角(とかく)くれさへすれば大事(だいじ)にして置(お)かうからと夫(それ)は夫(それ)は火(ひ)のつく樣(やう)に催促(さいそく)して...
樋口一葉 「十三夜」
...私(わたくし)など古狸(ふるだぬき)の身(み)なれば兎角(とかく)つくろひて一日二日と過(すご)し候へ共(ども)...
一葉女史 「ゆく雲」
...けだし走者は本基より第一基に向って走る場合においては単に進むべくしてあえて退くべからざる位置にあるをもって球のその身に触るるを待たずして除外となることかくのごとき者あり...
正岡子規 「ベースボール」
...スースーとかくでしょう? だからいやな字になるのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とかく見(み)せ藏(ぐら)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...不注意なのかとかくなま焼けに終るものが多いのです...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...近来とかく病気がちなので...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...とかく体のすぐれぬ母と聞いており...
吉川英治 「私本太平記」
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