...周匝(あたり)がぼうつとして来た...
石川啄木 「道」
...夙(つと)に実業に雄飛せんとする君がこの陋巷(ろうこう)の貧乏文人に何の求むる事があるかというような頗るイヤ味タップリなものだった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...最(もつと)も解(かい)し易(やす)からしめるには...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...ずつと大きいにちがひありません...
鈴木三重吉 「乞食の子」
...もつと手頃な家と思つて探してましたのにといつた...
高田保 「貸家を探す話」
...私はそつと病室から遁げて...
徳田秋聲 「和解」
...其蒼天へ向いてすつと延びた樅(もみ)の木がある...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...きつと少しむつかしく思へるだらうと思ひます...
新美南吉 「あとがき」
...ずつと前にも急病だといふので澁谷の家へ急いでいつたら...
長谷川時雨 「あるとき」
...さつと上つて行つたが...
林芙美子 「浮雲」
...コンマが三つという風にして...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...しかし、イライザは、扉(ドア)から首を突込むが早いか――「ジエィンは、きつと、台にゐるのよ、ジヤック...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...異樣にぢつと、險しい姿勢で突立つたまま、そして身動きもしないで...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...やつと村に落ちつくやうになつても...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...もつとも、ベニウツギだとか、バイクワウツギだとか、さまざまな特有の名前がついてはゐたが……...
堀辰雄 「フローラとフォーナ」
...敬吾がつとめに出かけた留守中に...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...「…………」越前守も、遠く、芝の上に坐して、吉宗のすがたへ、随臣の礼をとっていたが、ふと、吉宗が立つと、とたんに、五体の骨がばらばらになったように、畏(おそ)れおののいて、いつまでも泣いていた...
吉川英治 「大岡越前」
...一時間もたつと忘れてしまう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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