...ついにその「敵」の存在を意識しなければならぬ時期に到達しているのである...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...――ついに敵機の爆音をとらえたらしい...
海野十三 「空襲警報」
...ついにやられてしまったのか...
海野十三 「太平洋魔城」
...ついに海面下に大きな要塞みたいなものが沈んでいるのを発見した...
海野十三 「地球要塞」
...ついにこれを基礎として私立大学を設立するの計画を立てて...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...ついに一度も律師の教えを聴きに行かなかった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...つらくはあったがついに決心して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ついには生活を陰鬱(いんうつ)にし害毒するほどの堅苦しい横柄な厳格さで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ついに石燈籠もろともに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついにその近きあたりのどこを探しても...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがために、さすが勇気満々たる金十郎も、同行の先輩を振捨てて仕返しに行くというわけにもゆかず、空しく恨みを呑んで、よたとんの介抱に当り、ついに、これを自分の背中に引っかけて、以前立小便をしていた地点あたりへ戻った時分には、もう四明ヶ岳の頂上に三人の壮士の影は見当りませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついに落合の蛍狩の夜重信をも暗殺してしまった...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ついに変調を示しはじめた...
松濤明 「春の遠山入り」
...支那ではついに発現しないものであった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...しかるについに現行犯のところを見付けられた...
南方熊楠 「十二支考」
...――たまたま、それがついに、直義の一行動から、発火したものと観(み)れば、事は小さくとも、なにか怖ろしいものを孕(はら)む夜空にも思われる...
吉川英治 「私本太平記」
...右馬介もついに約した...
吉川英治 「私本太平記」
...だが、鬼神のように暴れた法師も、ついに、力がつきて、折り重なる武者の下(もと)に十文字にくくり上げられた...
吉川英治 「親鸞」
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