...枯草(かれくさ)はついついと立っている...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...悪因縁がまつわりついとる家じゃから...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...「そろそろとおれの後からついといで...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...黒漆の一升も入りそうなお櫃(ひつ)をついと二人の方へ突き出したものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...奴が嘘をついとるんぢやなからうかと大分責めて見たんですがな...
中島敦 「環礁」
...さうして此も大きな聲で鳴いたと思つたらついと芝の上の飯をさらつて飛んで行つた...
長塚節 「鉛筆日抄」
...ついと立つて椽(えん)がはへ出(いづ)るに...
樋口一葉 「にごりえ」
...「見て下さらんか? 虫が喰いついとるようで」「どこでござる」「この中で――」と...
本庄陸男 「石狩川」
...ついと外(そ)らしていた...
本庄陸男 「石狩川」
...菜の花やついと水鶏のかくれたるかくいひし句の表は知らず...
三好達治 「測量船拾遺」
...ついと出(で)て行(い)つた...
森鴎外 「寒山拾得」
...金鮒などがついついと泳ぎまわっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...大学部内の奴の仕事という事はアラカタ見当がついとる...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...石町(こくちょう)の辻をついと曲って行く...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...頼朝追討(よりともついとう)の宣旨(せんじ)は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ついと足を反(そ)らし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ついと身を起して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...だが――老人は、その切ッ尖を、ついと、交わしてしまったのである...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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