...ちょっと見るとあたかも大脳であるかのごとくに思われるが...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...色の使用具合とか何とかそういう形式的のことは一切知らずにやるのでちょっと見ると馬鹿に汚い...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その種類は蜂(はち)、蝉(せみ)、鈴虫(すずむし)、きりぎりす、赤蜻蛉(あかとんぼ)、蝶々(ちょうちょう)、バッタなどですが、ちょっと見ると、今にも這(は)い出したり、羽根をひろげて飛び出そうというように見えます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ちょっと見ると雪ででもおおわれているようであるが...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...ちょっと見ると小さな木の枝か何かのように見えたが...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...同図(B)の結晶をちょっと見ると(A)のような形に見えることは吾々も経験していることで...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...ちょっと見ると内閣の小使のようだが...
夏目漱石 「坑夫」
...ちょっと見ると底まで行かぬような心持ちがするのである...
夏目漱石 「写生文」
...事実はそうかも知れないがちょっと見るとナポレオンのようですこぶる偉観である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ちょっと見るとあれがあの男の理想のように見えるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この礼拝堂がパレー・ド・ジュスティス(裁判所)の一角にくっ付いてるのは、ちょっと見ると、異様にも見えるが、パレー・ド・ジュスティスはパレー(宮殿)の言葉が示す如く、もともとフランスの王宮として建てられたもので、十五世紀以来法廷として使用されるようになったのであるが、それ以前においても聖ルイはその一部を議会(パールマン)(即ち最高立法部)に提供していた歴史がある...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...結び目がちょっと見ると男結びに似た機結(はたむす)びだったことなどが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちょっと見ると濁るべき所を濁らない文字で書いてあるように見えるけれども...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...それらのものは、ちょっと見ると、何か近づきがたいような孤独の相を帯びてみえるけれど、それらのものほど人なつこいものはないのだ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...ちょっと見ると山羊の毛でも飾りつけてあるやうでした...
宮澤賢治 「氷と後光」
...ちょっと見ると好々爺(こうこうや)にみえるが...
山本周五郎 「いさましい話」
...ちょっと見ると、どれがどうやらわからぬし、納豆を売って見ても、その買いぶりに各所共通の避難民式というのが出来ていてわかりにくいが、流石に育ちは争われぬもので、よく気をつけて見ると、どことなく買いぶりが違う上に、言葉が第一争われぬそうである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...日本民族はちょっと見ると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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