...もっと陰影に富んだ性格の所有者だ...
芥川龍之介 「江口渙氏の事」
...渠はまだ性質もよく分らない女と直ぐ家を構へるのも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...英三とても自らの僻(ひが)んだ性根に赭(あか)くなって恥入ったくらいだった...
海野十三 「雷」
...彼は甚だ性急なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ただ性格的・個性的なるもの一般に就いてのみ求められる普遍性で之はなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...私達はただ性の快楽に酔い痴れていただけである...
外村繁 「澪標」
...それはただ性慾の奴隷にすぎない...
豊島与志雄 「塩花」
...ジャン・ヴァルジャンは陰気ではないが考え込んだ性質の男であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただ性をいとなむあの...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...四十四「Kの果断に富んだ性格は私(わたくし)によく知れていました...
夏目漱石 「こころ」
...彼女は理智に富んだ性質(たち)ではなかった...
夏目漱石 「道草」
...ただ性情の近きところに向って一身の安きを置くは勢(いきおい)のしからしむるところで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ただ絶望のためにやむなく夜の闇の中に恵みを乞うているまだ性質(たち)のいい物貰いに...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...先生は然る波瀾に富んだ性行の人ではなく世に平凡なる偉人と言はれし通り頗る常識の發達せる平凡なる人であつた」といふ聞き捨てならぬ一節である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...まだ性の本来が守られ得ない...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...持って生まれた性格を舞台の上でイタメ附けられている荒(すさ)んだ性格の人に多いんですってね...
夢野久作 「二重心臓」
...まだ性懲(しょうこり)もなく...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...(まだ性懲(しょうこ)りもつかないのか)と叱ってみたり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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