...昌作は倦怠相(けだるさう)に胡坐(あぐら)をかく...
石川啄木 「鳥影」
...昌作は倦怠相(けだるさう)に胡座(あぐら)をかく...
石川啄木 「鳥影」
...けだるさうな草履の音をさせて廣間のそとへ來て...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...机に向つて坐つてゐる私は晝寢でもしたいやうな體のけだるさを覺え...
相馬御風 「獨愁」
...とよ子は手まわりの用事にもけだるさを見せていたが...
「草藪」
...大国町の問屋に運ぶ時の手だるさやら...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...医科は「薄さんに頼んだるさかい」と...
直木三十五 「死までを語る」
...だるさといふか)は堪へ難いものになつて來た...
中島敦 「環礁」
...それでも目(め)はまだ赤(あか)くて態度(たいど)がふら/\と懶相(だるさう)である...
長塚節 「土」
...一時(じ)はぶら/\と懶相(だるさう)な蒼(あを)い顏(かほ)もして居(ゐ)たが...
長塚節 「土」
...ひだるさうな顔が見つかると...
原民喜 「飢ゑ」
...あるいは消化具合でのだるさなども手伝って...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ひだるさより、いとしさが先に立つというのは、おかしなことだ」首を振り振り、塩をなめて水を飲み、行灯の前に坐って、ねずみの番をしながら、とうとう夜を明かしてしまった...
久生十蘭 「奥の海」
...生の愉しさ? それは単に病気そのもののけだるさ...
堀辰雄 「菜穂子」
...肥(こえ)し身の我大はらもひだるさにやせ行やうにおもひけるかな...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...こころよいけだるさに包まれ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...日光が強くあたって体が少し汗ばみ気味の気だるさも...
横光利一 「欧洲紀行」
...気(け)だるさのあまり動いてみたまでで...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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