...だらしなく吊下つた壁の衣服...
石川啄木 「病院の窓」
...だらしなく解けた...
海野十三 「幸運の黒子」
...だらしなく卓子(テーブル)に凭(もた)れたまま眠りこけていた...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...帶をだらしなく結んで...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...そして毀(こは)れた玩具(おもちや)のやうにだらしなく手足を投げ出したと思ふと...
薄田泣菫 「茶話」
...そのころすべてにだらしなくなっていて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...酒はどうしてもやめられないから飲む、飲めば飲みすぎる、そして酒乱になる、だらしなくなる、一種のマニヤだ、つつしまなければならないなどと考へてゐるうちに、ぐつすりとねむつた...
種田山頭火 「其中日記」
...おれもこんな風にだらしなくはならなかつたんだ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...文章としての組立が次第にだらしなくなる...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...帯や時計や紙入れや飲食いした死骸(から)などがだらしなく散らばっていた...
徳田秋声 「足迹」
...身なりがいささかだらしなくなっていることも...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...火鉢の向う側へだらしなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...ズボンのポケツトにつつこんだ松吉の右手にだらしなくぶらさがり...
新美南吉 「疣」
...酒月は兜を脱いだ」悦子は長火鉢の横にだらしなく横坐りをしながら...
久生十蘭 「魔都」
...次へ廻しやしょう」印東はだらしなく壁に凭れて...
久生十蘭 「魔都」
...何うして此う世の中はだらしなくても済むのか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...テラテラとした日の下で弛んだ筋肉のだらしなく着いた体を曲げたり伸したりして...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...だらしなくホームにしゃがみこんだりして...
山川方夫 「その一年」
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